こんにちは。ケントです。
ロンドン大学への留学を
学生の時に経験し、
本入学の日本人学生を
老若男女見てきました。
先日、このようなツイートをしました。
「海外の大学院へ留学してMBAを取得。
その後に日本企業の役員クラスまで上り詰めたい!」という野心家の人もいますが、難易度が高いのと、
私費で行くと大きな賭けです。海外の大学院卒業=年収1000万以上ということは
絶対に約束されてないです。本当に研究したいことがある人が院へ行くべき。
— Ken@英語 (@kenlog7710) 2019年2月9日
海外の大学院で学んだ先にあるのは高給取り!
みたいな風潮がありますが、
現実はそんなことはないに等しいです。
目次
社会人の留学で大学院は人生に影響を及ぼす3つの理由【キャリア談】
①大学院への留学=高給取りにはならない
②授業料で支払った金以上に払う企業はないに等しい
③特に文系は大学院は勧めない【大学院へ行きたいなら企業研修で行くべき】
大学院へ行くことによる影響は
こんな感じです。
1つずつ説明していきます。
①大学院への留学=高給取りにはならない
ぶっちゃけ大学院へ行ったから高給取りになれるなんてのは
夢物語と言っても過言ではないです。
日本だと院卒の採用枠が少ない
そもそもの話ですが、
日本企業で大学院卒の人の採用枠はないに等しいです。
あったとしても大卒までの学歴でしかないため、
わざわざ海外の大学院へ行かないといけない理由が見つかりません。
そのため、日本だろうが海外だろうが、
院卒は基本的に需要はないと言っても過言ではないです。
日本企業は大学院で学んだ人よりも他企業で実績を重ねた人材を欲する
日本の企業は大学院できっちりルールを研究するかのように学んできた人よりも、
実戦で経験を積み、結果を残してきた即戦力になる人材を求めています。
そのため、大学院へ行ったから、
必ず即戦力になるとは企業側も認識していないです。
もし日系企業で給料アップを狙うなら、
普通に転職する方がよっぽど効率が良いです。
日本だと「プライドが高い人」というイメージを持たれやすい
日本だと、どうしてもプライドが高い人材というような感じで
イメージを持たれやすいため、
面接の時には海外の大学院へ仕事をやめてでも
進学した理由を明確にする必要があります。
大学院へ行くという人は少数派ということもあって、
どうしても受け入れ難いものがあります。
②授業料で支払った金以上に払う企業はないに等しい

海外の大学院へ支払う金は
日本の大学院の2倍以上します。
投資した分の対価が戻ってくるかと言われると
そんなことはないに等しいです。
大学院へ進学後はどこかの企業の役員へ、、夢物語です。
サントリーHDの代表取締役である新浪さんは、
ハーバード大学を卒業してから現在のポジションですが、
誰もが海外の大学院へ行ったからと行って華やかな経歴を手にいれるとは限りません。
(アイビーリーグなどの有名大学ならわかりませんが、絶対ではないです。)
大学院への進学をするにしても
豊富な人脈がないと、大きいポジションに定着することもできないです。
転職してもいきなり幹部になる可能性は低い
転職できたとしても、
いきなり経営役員であったり、部長クラスになることは
ほぼないと言ってもいいです。
業界によって変わりますが、
日本企業は年功序列や生え抜き重視という面を
気にする箇所が存在する文化のため、
良くても課長代理クラスからスタートの場合が
ほとんどです。
在籍してる従業員も、
自分よりも高いポジションに就くと、
快く受け入れてくれる人も少ないです。
終身雇用社会の日本は典型的にチームワークを気にする
日本企業は結果よりもチームワークを
気にするところがあったりするため、
就職することが根本的に難しく、
そして高いポジションに就くことはさらに難関です。
③特に文系に大学院は勧めない【大学院へ行きたいなら企業研修で行くべき】

文系大学院卒は、やはり需要が低いです。
文系は特に需要が低い
文系は特に大学院へ行っても
収入が上がることはないです。
むしろ年齢によっては就職先がなくなる
と言っても過言ではないです。
企業側にとって、
文系大学院で学んだことが
会社の売上に直結するとは考えていません。
もし大学院へ進んで、
大学教授になりたいという道を目指すのであれば、
挑戦しても良いとは思いますが、
大学教授も大学に進学する人が減ってきている中、
相反するかのように増え続けてるため、
席が少ないのは事実です。
理系でもピンキリ
では理系なら需要が高いのか?
という疑問が出てきますが、
理系も収入アップは正直難しいことに変わりはないです。
就職に関しては文系と違ってできたりしますが、
大学院で学んだことをそのまま活かせるかどうかも不明です。
海外留学の福利厚生を利用しよう
海外留学をどうしてもしたくて
尚且つキャリアアップをしたいというのであれば、
今在籍している会社の福利厚生の中に
海外留学制度があるかどうかを確認してください。
MBA海外留学が主流だったりしますが、
会社が授業料や生活費を出してくれるので、
実質、タダで海外の大学院へ留学することができます。
まとめ:大学院へ行って何がしたいのかを明確にしよう
大学院に行きたい理由が確固としたものであれば、
思い切って行くのもありです。
大学院へ行って、何を学びたいですか?
キャリアアップや収入アップを目的にするのであれば、
大学院へ行くことを全否定しましたが、
何かの分野に対して徹底的に研究して
問い詰めるのは悪いことではないです。
しかし、海外大学院への進学は
給料アップのためにということではなく、
自分がどうしてもその大学院の環境で
徹底的に研究したい分野があるという場合に限っては
思い切って行動しても良いでしょう。
高給取りになりたいなら外資系企業に転職しよう
高給取りになりたい!
というのではあれば、
外資系企業に転職する方が良いです。
外資系企業は日系企業と違って
福利厚生が充実ということではないですが、
給料に関しては高めです。
結果を出せば出すほど
成果として出てくるので外資系企業への転職は
おすすめです。
海外大学院への留学は博打です。
まとめると、海外の大学院への留学は
博打に近いと言っても良いです。
どうしても学びたい分野がある人以外は
あまり勧めません。
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